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INFO & REPORT
タイ ナコンラチャシマ銃乱射事件 現場近くに住むサポーターさんの恐怖体験
本日は2020年2月8日に発生した「タイ ナコンラチャシマ ターミナル21 銃乱射事件」について同市在住の現地サポーターさんから情報をいただいたのでお届け致します。
タイの軍人で射撃競技の選手でもあった犯人がお金のトラブルから起こしたとされるこの痛ましい事件。
銃乱射事件の発生は2020年2月8日午後4時頃、近くに住むサポーターさんがSNSを通してその情報を受け取ったのが午後5時頃。
半信半疑のまま事件のあったデパートから5分程の場所で買い物をしていたそうですが店舗に設置しているテレビで事件の詳細を知り、急いで帰宅したとの事。
当時は情報が錯綜しており犯人が逃走中と報じるメディアもあった為、自宅に着くまでの信号待ちの今この瞬間にも銃撃をうけるのでは、と生きた心地がしなかったと言います。
自宅に戻ってからはSNSやテレビから流れてくる犯人による悪魔の所業の数々でした。血を流しながら静かに地面に横たわる一般市民、事件現場で動画を撮っている間に知り合いが撃たれ悲痛な叫びを上げる人、犯人が銃乱射後に自身のSNSにアップした「あぁ、(銃の撃ちすぎで)指が限界だ」と言っている動画や炎上する車両をバックにセルフィーを撮っている画像など、流れてくる情報の全てが現実離れしていたとの事です。
犯人はデパート前で銃乱射を繰り返した後、デパート内にて人質を捕り次の日の朝まで立て籠もる事になります。
犯人はデパート内に入った後も多数の一般市民やけが人に応急処置を行う医師をも射殺、さらにデパート内から逃げ遅れた人からは犯人がフードコート付近に爆弾をしかけているといった情報も流れて来たこともあり警察は付近の住民や野次馬を非難させていた様です。
さらに夜10時頃のニュースでは犯人の母親に息子を説得させる為警察が実家まで迎えに行っている様子も報道され、母親が息子の名前を叫びながら「○○なぜこんな事を」「○○なにがあったの」と泣きながら警察に連れて行かれる姿が映されていたとの事。
犯人は翌日の9日午前9時20分頃にデパート内のスーパーにてタイの特殊部隊により射殺されこの凄惨な事件に幕が落とされました。
現在は事件後から行われていたデパート内での爆弾設置の有無の確認、現場で使用された銃火器の回収が完了しており、知人や家族の死を悼む多くの方が花を手向けに事件現場に訪れているとの事です。
次回は今回の件からサポーターさんが学んだ事件に遭遇した際の対処法についてお話いただきます。
最後になりましたが、今回の事件の被害者とご遺族の方に心からお悔やみ申し上げます。